空しい決着(其之三百二十六)

体にまとう気が具体的にビジュアルで見えるようになったのはサイヤ人編、アニメでいうとZになってからだと思うのですが、気に関係する技もナメック星編の終盤にはほぼ出そろったと思われます。

 

気を譲渡するのにもピッコロが悟飯クリリンから直接触れて渡すパターンと、悟空がフリーザに気弾を放って渡すパターンも出ました。

 

フリーザは宇宙でも生存できるとのことですが、かたくなに宇宙へ出ようとしなかったこと、疲労した時ハァハァと息を切らしていることから普段は肺呼吸で、緊急時に無呼吸でも大丈夫なように切り替えることができるのだと思います。

 

それにしてもなんともあっけない幕切れでした。

 

 

フリーザが気を読めないことを利用しての悟空の作戦でしたが予期しない結果に・・・。

 

 

見切りをつけた孫悟空(其之三百二十五)

本格的に崩壊の始まったナメック星で激闘が続きます。

 

舞空術による空中停止からの蹴り、矢継ぎ早の連続攻撃などは鳥山色が強く出たシーンだと思います。

 

このあたりのアニメがやっているとき、高校の数学の先生が「全く、ナメック星いつまで爆発しないんですか~!w」とか言ってたのを思い出します。

 

 

この話数が全編通して最も線に強弱が付けられ、イラスト的な側面もあった鳥山氏の漫画としては一番荒い印象があります。

 

これは意図的なのかは分かりませんが・・・。

 

世の中では悟空とフリーザ、どっちが勝つのかハラハラしているたくさんの人たちを尻目に、当時の鳥山氏はというと早く原稿を終わらせてプラモデルを作ることだけしか頭になかったと・・・^^;

 

若干大げさに言っているのかもと思いましたがそれぐらい冷静でないと名作は生まれないのかもしれませんね。

 

 

 

超サイヤ人を解除してからのフリーザの攻撃、よく避けれたなと思います。

 

大全集が出たとき、超サイヤ人のパワーアップ50倍説が出たときびっくりもしましたが納得もしました。

 

ですが鳥山氏的には10倍くらいだと考えていたと・・・。

 

 

確かにこれ以降超サイヤ人は思ったほどパワーアップをしている感じではなくなっているような気がしますので、超サイヤ人に変身できるようになってからは平常時の基本パワーが底上げされるのではと思ったこともありました。

例えば悟空を例に挙げますと基本パワーが上がって平常時150万で超サイヤ人に変身すると10倍アップの1500万になる、と…。

 

そう思った時期もあったのですが基本戦闘力で他の仲間たちと大きく離れてほしくないなぁという気持ちが大きく、結局これ以降も超サイヤ人(第一段階)は通常時の戦闘力の50倍、ということは決定にしたいと思います。

静かなる激闘(其之三百二十四)

ポルンガの最後の願いで悟飯たちやナメック星人が移動。

 

ナメック星のドラゴンボールもついて行ったのはポルンガにも緊急事態だというのが伝わったからでしょうか。

 

ピッコロの怪我もデンデが回復してくれました。

 

体力を失っていたり頭部も傷を負っていると自ら頭部を切り離して再生する、ということはできないのかもしれません。

 

またここにきて地球の神も龍族だったのだからヒーリング能力を持っていて、そのことを忘れているのかなぁと思いました。

 

扉ページ、画質が荒くアオリの文字も入っているので雑誌掲載のものからコピーしたのでしょうね。

 

しかし考えてみればジャンプ掲載時もコミックで収録されたものもアオリつきの状態です。

以前に刊行されたジャンプ掲載時を再現した超悟空伝が個人的に真の完全版かもなぁという気持ちもあります。終盤あたり完全版の加筆修正されたものだったのが唯一難点でしたが・・・。

 

超悟空伝、自分の部屋のスペースがもっと広かったら絶対買ってましたね^^;

ふたつの願い(其之三百二十三)

ジャンプ誌で冒頭4ページがフルカラー掲載され超サイヤ人色彩設計も初公開されました。

 

扉ページはキャラクター以外に色が付けられとじ込みのポスターになっていましたね。

 

フリーザの台詞にクリリンのことを思い出しさらに怒りがぶり返す悟空。

超サイヤ人になった悟空はその発する台詞が名フレーズのオンパレードですね。

 

でも界王のテレパシーに割り込むという冷静さも持ち合わせているというw

 

 

きっと初めての覚醒で肉体が疲労困憊している分精神が暴走して遠隔地の界王と最長老のテレパシー通信を拾ってしまったのだと思われます。

 

テレパシーを拾わなかった場合、悟空はすんなりと地球に移動してしまうのかポルンガが悟空に移動の許可を取るのかはわかりません。あ、でもベジータは了解なしに移動してますね。

 

ということはテレパシーに割り込んでなかったら移動していた可能性が濃厚ですね。

 

しかし数か月のちにはポルンガの移動要請は突っぱねてるしこのあたりの法則はよくわかりません。

 

悟空だからできる技なのでしょうね・・・^^;

 

ちなみに界王と最長老の会話で、界王は北銀河の担当だということが判明しました。

 

この時点でもう界王は他に3人いる、等の設定はできていたのでしょうか・・・・?

両者最後の大決戦!(其之三百二十二)

時折示されるナメック星爆発まで〇分という台詞。

 

これはやはりいくつもの星を破壊してきたフリーザだから言えるものだと思うのですが、意外と長くナメック星がもちこたえているのでしょうw

 

昔実際に台詞の部分を抜き出して読んで時間を計ってみたこともありますが10分以上かかったような気がします。今度また測ってみましょう^^

 

それでも悟空を焦らせるには充分。 当の悟空は天界で精神修業をしたおかげか後半は悟飯たちの心配をしたり、随分と理性を取り戻しているように見えます。

 

 

地球で神龍を呼び出すポポ。

 

神龍との言葉遣いで上下関係がわかりますね。

 

 

フリーザ決死のフルパワー(其之三百二十一)

ネットでかき集めた情報では、この時期の鳥山氏は今の展開にどうオチをつければいいか見当がつかず、ジャンプの編集みんなで知恵を出し合ったといいます。

 

最長老がわずかだけ生き返る、というのは今の目で見ると多少強引かもしれませんが、当時の私はごく自然に受け入れていました。

 

それほど作品に勢いがあったということでしょうね。

 

フリーザ 1200万
 
フリーザ元気玉で死にかけたことを考えると上の数値の5割くらいだと考えてます。
 
 
この話数でまた新たに「(地球の)ドラゴンボールで生き返ることが可能なのは1年以内に死んだ者に限られる」という条件が明らかになりました。
 
一般の死んだ者の肉体のデータは基本1年経過したら抹消されるので生き返れなくなる。だがヤムチャたちは界王の星にいるから特例で除外される、と今までは考えていました。
 
ですが復活のFなどを含めて再考して、デンデ版のドラゴンボールでは人をたくさん生き返らせると願いが残り一つになってしまうように、一年以内という制限はたくさん生き返らせる時のみに適用されるもので、先代の神でも一人一人なら何年前に死んだものでも生き返らせることは可能だった、としています。

消え去るナメック星と希望(其之三百二十)

消滅したかに思えたナメック星はどうにか無事でした。

 

ですが星の中枢は破壊された模様。

 

攻撃範囲の深度に比例してはその直径がそれほど大きくないということは、フリーザは非常に直進性のある気功弾を撃ったということでしょうかね。

 

その中心からはスパークらしきものが放たれています。

 

果たして爆発寸前の星がこんな状態になるのかは疑問ですが誰もそんな場面に遭遇したことありませんもんね^^;

 

フリーザ 840万(70パーセントパワー開放)

 

悟空とのバランスをとるためにもフリーザ元気玉のダメージで実際のパワーは上記の

 6、7割という感じでしょうか。