魔人ブウ(純粋) 8億
ベジータの独白が印象に残る神回です。
私はこの言い方は今のとこ嫌いなのですが^^;悟空とベジータ、出会いからこれまでの経過、積み上げがあってこそですよね。
おまえがナンバーワンだと言ったベジータは初期のこの俺が宇宙一なんだと言ってはばからなかったベジータと対になっている感じでしょうか。
コミックスでいう18巻からの登場にかかわらず悟空との因縁が浮き彫りになっていき、鳥山氏の巧みなストーリーテリングによってあらかじめ用意していたかのように悟空とベジータの共闘のステージで見事な締め、流石です。
この独白の中一つ気になることがあって、相手の命を絶つことにこだわりはしなかったというのはどういう意味かということです。
難しい言い方をしていますが単に勝ち負けだけが重要であって生き死には大した問題ではないということでしょうか・・・?
こういうのはごちゃごちゃ考えず素直な心で直観的に受け取ればいいのでしょうね^^;
メタ的な発言かこれ以上の戦いはもうないと思ったのかベジータは最後の戦いと言っていますね。
これでさすがにドラゴンボールも終わるんだと思った読者も多かったかもしれません。
ベジータの独白のBGVにされがちですが悟空とブウの戦いも様々なアイデアが詰まっています。
ブウの身体的特徴を生かした攻撃の数々はフリーザ、セルとは違うユニークなものですね。
しかし大きく描かれたコマが少ないのでそのシーンのフィギュア製品を見ときの高揚感もそれほど湧きづらいのが唯一残念な点でしょうか・・・^^;
戦闘力はブウが並みの敵なら悟空が楽に倒せるレベルなのでしょうがブウの特異な能力のために次第に劣勢に追いやられてしまいます。