復活ガーリックJr編を取り上げてみたいと思います。
TVアニメドラゴンボールZでナメック星編のあといきなりこのエピソードが始まった時はとまどいました。
ガーリックJrは劇場版の敵であってZ本編では登場してないはずだろう?と。それなのにその矛盾を無視して始めるということはそうまでしないと原作に追い付いちゃうから仕方ないのかなぁ、などと思ったものでした。
それでも取り上げたいと思ったのは、ドラゴンボール大全集で興味深い記述を見たからです。
それは「魔族とは魔凶星の影響を受ける者の総称である」というもの。
ピッコロ大魔王などナメック星出身で自称ながらも魔族となったものは魔凶星の影響を受けるわけで、このドラゴンボール世界の生物ならば誰しも心をやつせば魔凶星と通じる可能性は0ではないということです。
その影響の一つに地球周期で5000年に一度、魔凶星の接近で力が何十倍になるというものがあります。
もしかしたら劇場版第1作のグルメス王も魔凶星の影響で姿が変異した特殊な例だったのかもと考えたりしています。
ガーリックJr 2万2000
デッドゾーンに閉じ込められてしまったガーリックJr。
永遠の命をパワーに変換し数年の時間をかけて約20倍に力をアップさせていました。
そして魔凶星の接近とともにパワーが増大し、10倍に高まったところでデッドゾーンから抜け出すことに成功します。
ガーリックJr 22万→~210万(最大)
ガーリックJrの力はさらに増しつづけ、魔凶星の最大接近では10倍近くまで跳ね上がります。
ガッシュ ~64万
ゾルド ~40万
タード ~41万
ビネガー ~43万
やはりオリジナルエピソードだけあって、劇中の戦闘描写には矛盾が生じているように思えますのでそこには若干目をつぶらねばならないようです^^;
ピッコロ 3万6000(18万) 界王拳10倍まで
ピッコロは比較的若い戦闘タイプのネイルと融合したことで戦闘力の伸びしろもグンと伸びたと考えます。
悟飯は勉強漬けで、クリリンは修業をサボっていたと言っているので戦闘力は現状維持ということにしたいと思います。
悟飯の活躍でガーリックJrを撃破。ガーリックJrは再びデッド―ゾーンに閉じ込められます。
このエピソードのミソは悟空、それを追ってベジータも不在なところですね。
そのおかげで悟飯に少年漫画の主人公らしい活躍ができ、敵を成敗できたのですからね^^
しかしその後に悟空が死んで絶望的な未来が待っている世界もあるわけですがね…^^;
あとクリリンの初?彼女マロンも特筆すべき存在のアニメオリジナルキャラクターかと思われます。
当時はアニメの制作裏事情がわからず、もしかしたら鳥山先生がこのキャラクターを気に入ったら本編にも登場させてくれるのでは?なんて思ったりしました。
クリリンの娘の名前がマーロンになったのはマロンとのバッティングを避けるためでしょうし、もし本編にも登場していたと仮定するならばクリリンが彼女に対してどう思っていたのか妄想が捗るというものです^^;
あと設定のバッティングといえば神殿の下部には神仙界という歴代の神が眠る所があるということが明らかになります。
一方原作では神殿の下部には精神と時の部屋があるということが後に明らかになりますが、
近くの別のところにある、どの空間を出現させるか切り替えられる、などと理由はいくつもつけられますね。
アニメオリジナルで無印時代には時の部屋があったりしますが、どの設定を取り入れるかはもはや個人の裁量で決めてもよさそうですね。