ブルマからの知らせ(其之三百五十七)

船内ではこれまでの状況を整理するかのように会話が展開されます。

 

アニメではトランクスは爪を噛んでいたような気がします。

 

私的にこの演出がドンピシャにはまりました。

まだ若く、孤軍奮闘していてこれからどうなるのか精神的に不安な感じがよく出ていてあれ?爪を噛むシーン、原作でもなかったっけ?と勘違いするほどでした。

 

ベジータの憤りのシーンなど、この回では戦いがいったん終わって小休止の回かと思いきや次の展開につながるエピソードが盛り込まれています。

 

数日前に一般の民間人によってトランクスが所有する物とは違ったもう一つのタイムマシンが発見されていたのでした。

 

この数日前というのがポイントで、実は異様な出来事がすでに動き出していたんですよというタイムパラドックス感を盛り上げるキーワードになっていると思うんです。

 

それにしてもことの成り行きをブルマに伝えておいた方がいいんじゃないか?とクリリンに丸投げするヤムチャ、いやだなぁ、お前のおっかさん言うことがきついんだよなとはっきり言ってしまうクリリンがおかしかったです。

 

クリリン的にはもう十分精神面の修練も出来ていて、この人にはこれくらいのことを言ってもいい、みたいな許容範囲を推し量ることも自然にできるのかなぁと思ったりしましたね^^

神様の条件(其之三百五十六)

冒頭の神とピッコロの対峙シーン、緊張感もなかなかにあってドラゴンボール史上屈指の会話劇が展開(天界だけに^^;)されていると思います。

 

鳥山マンガ特有の言い回しが見受けられないのでもしかしたら編集のチェックが入ったのでは?と考えているのですが真実はどうでしょう・・・w

 

後半の北の都の人たちのやりとりも洋画っぽくていい感じですね。

 

車を傾けて荷物を出すという描写もやはり超人たちの活躍する洋画っぽいですし後ろのドアを最後閉めるところも鳥山氏らしい細やかさが表れていると思います。

 

 

カプセルNO576の飛行機、このあともセルの探索、天下一武道会への人員輸送などに長期間愛用されていた形跡がありました。

 

ヤムチャの所有するカプセルだと思いましたが・・・その運転をブルマが担当したりと、恋人ではなくなったけど仲のいい二人の関係性が垣間見れていいですね^^

ピッコロの決意(其之三百五十五)

冒頭ではピッコロさんが完璧にベタを忘れられてるので見つけるのにちょっとだけ手間取りましたw

 

しかし完全版でこのレベルを修正しないのならば今後はほぼノーチェックでいくのだろうと予想されましたし、それならもう完全版2巻の悟空のズボンも修正しなくてよかったのでは?と思いましたね。

 

ベジータ、ピッコロが内に闘志を秘めて飛び去ります。

 

クリリン天津飯にタメ口口調でしたね。

 天界の修業あたりで二人の距離が近づいたのでしょう^^

 

逆にクリリンヤムチャに対してはずっと敬語ですね。

 芸人なんかでは師匠に弟子入りした順に先輩後輩が決まるものなのですが武道界ではどうなのでしょうか。

 

少なくともドラゴンワールドではちゃんと目上の人に敬意を払うようですね。

 


 
悟空の家のシーンでは悟空、ヤムチャ、チチと初期メンバーが一緒にいるのがなんか感慨深かったですね。

 

悟空が飲んだ薬は感染した恐れのある人が飲むには量が少ないなぁとか、あ ヤムチャとチチ、間接キスするんだなぁとか当時は思いました・・・^^;

 

 

余裕の人造人間たち(其之三百五十四)


べジータ× 対  17号 18号○

トランクス

ピッコロ

天津飯


頚動脈を締める、ジャイアントスイングで同士討ち・・・

戦いにバリエーションが加えられているなぁという感想を持ちました。

しかしそれが逆に戦いのスケールダウンを感じてしまうというジレンマに・・・汗

 

てっきりこれからの戦いは気功技がメインになってくると思っていたのもありましたし。

 

さらにべジータは腕を折られてしまいました。

 

まさか伝説の戦士が骨を折られるなんて・・・と思いましたがこれも次段階の強さを描くための前準備ととらえることにしましょう^^;


18号に剣を砕かれてしまうトランクス。

 

ヤジロベーなどは自身の10倍以上の戦闘力を持つべジータの尻尾を切ったほどなのに・・・。

 

もしかして剣は超サイヤ人クラスになると気で強化できないのかも、と思ってましたが一応今のところ18号がその卓越した動体視力でトランクスの剣がヒットする瞬間、横からの力を加えて剣の切っ先を砕いた、ということにしたいと思います。



戦闘不参加の16号が言います。
「おまえたちが騒ぐから小鳥達がにげてしまった」

マンガの画面には小鳥が描かれてないのでてっきり何かの暗喩かと思ってしまいました・・・汗

これは動物も難なく描ける天下の鳥山明だから許されたことだと思っています。

 

駆け出しの新人漫画家が台詞だけで小鳥を描かなかったとしたら即リテイクだったでしょう・・・。

さすがのベジータ(其之三百五十三)

べジータは18号に対し手練手管で揺さぶりをかけた攻撃をしているような気がします。

 

自分の戦った19号、20号より強いとの情報は得ているものの、相手は気が感じられない人造人間、気を感じることに慣れてきていたべジータにはやはり戦いにくさはあったかと思います。

 

二人の戦闘力はさほど差がないように設定していますが人造人間のエネルギーは無限、徐々にべジータが劣勢になっていくのは自明の理ですね。

 

仮に悟空が戦っていても結果は同じだったかと思います。

 

ですが悟空なら戦局不利と見るや瞬間移動でその場を撤退、次の手を考えると思うのでやはり未来世界で悟空を病気で亡くしたことは大きな損失でしたね・・・。

 

17号の言う武士道精神、これはドラゴンワールドには結構広まっている考えだとしています。

 

基本勝負は一対一、実力差のある相手には最初から全力ではぶつからない、弱い者には手を出さない等々・・・。

 

桃白白やピッコロ大魔王、はてはフリーザやセルにまでその精神を部分的なりとも持っている敵も多いとしています。

 

もしかしたら対戦相手攻撃用の気功弾と惑星破壊用の気功弾、種類が違っていて武士道精神をもってして使い分けているのかも、と考えたこともあります・・・。

 

これらの精神は天下一武道会などでしのぎを削ることによって培われるものだと思っています。

   

 

訃報 声優の鶴ひろみさんが11月16日夜、首都高速道路上の車内で意識不明の 状態で見つかり、その後、死亡が確認されました。

 

悲しいですね。ドラゴンボールになくてはならない存在のブルマ。アニメドンピシャ世代の私としましては鶴さんはそのブルマの半身ともいえる存在でした。

 

謹んでお悔やみ申し上げます。

 

 

 

 

 

ベジータ対18号(其之三百五十二)

戦闘開始。

 

途中トラックの運転手が出てくるシーンはあたかもオリジナルで入るアニメの演出のようにも思えました。

 

フリーザが苛立って軍の戦闘員を殺したり、海のカニを食べたりするような・・・。

 

このあたりは読んでいて鳥山氏も緩急入れてきてるなと思ったものです。

 

ベジータにはまだ戦いが全てで人の親になった実感も人命を尊重する気持ちもないのでしょうね。

 

トラックの運転手は多少ガラの悪い感じはありましたが生き返れずに残念でした。

 

 

戦う場所、バトルフィールドについてもいろいろ考えられています。

 

片側が崖、反対側に川がある曲がりくねった道。

ヤムチャ達がレッドリボン軍本部に乗り込もうと降り立った道路とは作風の違いもあり対照的に見えます。

 

もしドラゴンボールがフリーザ編で終わっていたならば地球で超サイヤ人の戦いを見ることはなかったわけですから当時の人気に感謝ですね・・・^^

 

 

謎の16号(其之三百五十一)

無口な16号をはじめ新しいキャラクターを出してきたなという気がしました。

 

16号たちが笑うのに一コマの間をもたせたり、ベジータたちに賛辞&挑発の拍手をしたりと、新風を取り入れているな、と。

 

17号がふと人造人間開発をゲロはなぜ人間ベースのものにもどしたのか疑問を持ちます。

 

この疑問はセル登場によって払しょくされるのですがそういえば私はこの台詞から人造人間8号ことハッチャンを人間ベースの人造人間だと判断したのですが、いつかの鳥山インタビューではハッチャンを全人工製とする発言もあったとか・・・。

どっちが正しいのか分かりませんが、現時点の脳内ではハッチャンは人間ベースということにしたいと思います。

 

 

16~20号(劇場版、ゲーム等を含めますと13~15号、21号も)には共通してイヤリングをしていますね。

 約17年後の時代にもずっとつけています。もしかすると外すことはできない、とか・・・?

 

本編で言及がない限り、鳥山ワールドのキャラクターである限り、そう悲観することでもなさそうですが・・・^^;

 

これからベジータと18号が戦うことになりますが、お色気路線も多少あった初期の頃と違って今では様相が違っています。

 

18号はパンチラ防止のためかタイツを履いていますし戦うのは戦闘モードに入ったベジータ

天下一武道会であったランファンのお色気攻撃も通じないでしょう・・・w