謎の少年(其之三百三十一)

f:id:sarugami33:20170830014421j:plain トランクス  6万8000(34万)  超サイヤ人  1700万
 
戦闘力は年齢の数字17からのインスピレーションです。


それにしてもトランクスの初登場時のインパクト、かっこよさは絶大でした。

 

鳥山マンガに登場するキャラクターの中で一番足が長いんじゃないかと思ったり、ベジータそっくりのシンプルな線で構成された目なのになんでこんなにカッコよくなるんだと感心したものでした。
 
 
このあたりのアニメを観返してみました。「貴様はサイヤ人に殺される 分かっているんだ」という原作の台詞も当時訳が分かりませんでしたが、アニメではさらに「愚かなりフリーザ」みたいな台詞も追加されていました。
 
いや、君フリーザのことあまり知らないだろう、と後々のことまで分かってる今ではそんなことも思ってしまうのです…^^;

 

トランクスとしては師匠の悟飯から悟空が一瞬でフリーザ親子を倒したこと、トランクスはすでに悟空に近い実力を持っていることを聞かされていたのでしょう。

 

しかしトランクスにとっては気を感じることのできる大きな敵は初めてでしょうし、人生の初?勝利は緊張したのではないでしょうか・・・^^;

 

 

それにしてもこの少年の圧倒的謎に包まれ感がすごいんですよね。

 

今までこの少年が悟空たちと交わったことは描かれてなかったし、悟空たちの話をする人たちもごく少数だろうし。

 

ましてやいまだ地球に帰ってこない悟空が超サイヤ人になったことを知ることができるのなんて不可能なのでは?と・・・。

 

当時はジャンプで読んだのかテレビで観るのが早かったのか忘れてしまいましたがせいぜい天津飯と同じようにこの少年と悟空は宇宙で出会っていたのかも?と推測するのがやっとだった気がします。

 

トランクスがフリーザに気功波を撃った時の仕草、あれも何者なんだ?と思わせるのに一役買ってましたね。

 

亀仙人ジャッキー・チュン)が天津飯との戦いのときに、アニメオリジナルではピッコロ大魔王との戦いのときにやったものと同系統のものでしょうか。


 これは疲れて気の練り方(そんなのあるのか?)がうまくできないトランクスに悟飯が教えたものだと考えています。
 
カッコいいから普段でもついやってしまう、と・・・^^;

 

ちなみにさかのぼるとこの仕草はサイヤ人襲来のときピッコロが悟飯に教えたものだとしています。

 

ですのでトランクスは魔族系、神系の武術の流れをくむ戦士と考えています。
 

フリーザ親子地球に降り立つ(其之三百三十)

f:id:sarugami33:20170828004111j:plain メカフリーザ 1330万

 
改造されてパワーアップ。おそらくフルパワーも恒常的にだせるように。
 

f:id:sarugami33:20170828004215j:plain コルド大王 92万

 
基本フリーザの70%くらいに考えています。パワーも第二形態でセーブできているようです。
 
 フリーザたちと悟空は宇宙で接触したようですね。 悟空のポッドも撃墜可能だったかも知れませんが直接手を下したかったのでしょうかね…。
 
フリーザの降下予測地点に集まるベジータたち。
 
 

f:id:sarugami33:20170828004320j:plain べジータ  5万6000(28万)  緊急時には擬似超サイヤ人パワー(×10)発動

 

f:id:sarugami33:20170828004413j:plain ピッコロ  5万(25万)  界王拳10倍まで

 

f:id:sarugami33:20170828004453j:plain 天津飯  1万8000(9万)  界王拳5倍まで

 

f:id:sarugami33:20170828004534j:plain クリリン  1万(5万)  界王拳4倍まで

 

f:id:sarugami33:20170828004618j:plain ヤムチャ  8000(4万)  界王拳3倍まで

 
 
戦士達はみな気のコントロールに関しては最大の5.0まで修得済み。
平常時はエネルギー消費を抑えるため各人戦闘力を0~5、あるいは5000くらいにセーブしていると考えられます。
クリリンヤムチャから界王拳を教わったという設定です。
 
 
悟飯  3万6000(18万)
 
 
 
フリーザは過去に出たドラゴンボールのゲームでは機械化された左腕がモーフィング変形して大砲になってましたね。当時そんなのありか?ドラゴンボールっぽくないなぁと思いましたが今だったらそういうのもありだと思うようになりました^^;
 
 
復活のFでは4ヶ月の修業で悟空の超サイヤ人ブルーをも超える戦闘力を手に入れます。
改造手術なんて受けるより修業した方がいいのでは?なんて思いましたが五体満足でないと修業でのパワーアップも厳しいのでしょうね。
 
そしてラストのコマでトランクス登場。
 
私はこのシーンはコミックスでしたがジャンプで読んだ人は誰だ??と気になったことでしょう。
 
このラストに後姿などを描いて次回に引っ張る手法は月刊や月二回発行だった昔の雑誌ではあまり見られず、週刊誌の台頭とともに一般化したものだと聞いたことがあります。
 
当時インターネットがあったならばいわゆる祭りになっていたことでしょうね^^;
 
 
しかし本当に鳥山氏の続きが気になるストーリーテリングは絶妙ですね。
 
フリーザ編でテンションが落ちることなく続いて
 
実はフリーザは生きていた、
 
この謎の少年は誰?
 
少年の正体と衝撃の未来の告白
 
と続き修業はほとんどすっとばしてラストに3年後を持ってくることによって読者はどんどん興味を引っ張られます。
 
気付けばサイヤ人編からセル編ラストまでは一度読み始めたら止まらない仕様になっていますね^^;

復活!ガーリックJr

復活ガーリックJr編を取り上げてみたいと思います。

 

TVアニメドラゴンボールZでナメック星編のあといきなりこのエピソードが始まった時はとまどいました。

 

ガーリックJrは劇場版の敵であってZ本編では登場してないはずだろう?と。それなのにその矛盾を無視して始めるということはそうまでしないと原作に追い付いちゃうから仕方ないのかなぁ、などと思ったものでした。

 

それでも取り上げたいと思ったのは、ドラゴンボール大全集で興味深い記述を見たからです。

 

それは「魔族とは魔凶星の影響を受ける者の総称である」というもの。

 

ピッコロ大魔王などナメック星出身で自称ながらも魔族となったものは魔凶星の影響を受けるわけで、このドラゴンボール世界の生物ならば誰しも心をやつせば魔凶星と通じる可能性は0ではないということです。

 

その影響の一つに地球周期で5000年に一度、魔凶星の接近で力が何十倍になるというものがあります。

 

もしかしたら劇場版第1作のグルメス王も魔凶星の影響で姿が変異した特殊な例だったのかもと考えたりしています。

  

 

 

ガーリックJr 2万2000

 

デッドゾーンに閉じ込められてしまったガーリックJr。

永遠の命をパワーに変換し数年の時間をかけて約20倍に力をアップさせていました。

 

そして魔凶星の接近とともにパワーが増大し、10倍に高まったところでデッドゾーンから抜け出すことに成功します。

 

 ガーリックJr 22万→~210万(最大)

 

ガーリックJrの力はさらに増しつづけ、魔凶星の最大接近では10倍近くまで跳ね上がります。

  

 

ガッシュ ~64万

 

ゾルド ~40万

 

タード ~41万

 

ビネガー ~43万

 

 

やはりオリジナルエピソードだけあって、劇中の戦闘描写には矛盾が生じているように思えますのでそこには若干目をつぶらねばならないようです^^;

 

ピッコロ 3万6000(18万) 界王拳10倍まで

 

ピッコロは比較的若い戦闘タイプのネイルと融合したことで戦闘力の伸びしろもグンと伸びたと考えます。

 

悟飯は勉強漬けで、クリリンは修業をサボっていたと言っているので戦闘力は現状維持ということにしたいと思います。

 

 

悟飯の活躍でガーリックJrを撃破。ガーリックJrは再びデッド―ゾーンに閉じ込められます。

 

 

このエピソードのミソは悟空、それを追ってベジータも不在なところですね。

 

そのおかげで悟飯に少年漫画の主人公らしい活躍ができ、敵を成敗できたのですからね^^

 

しかしその後に悟空が死んで絶望的な未来が待っている世界もあるわけですがね…^^;

 

 

あとクリリンの初?彼女マロンも特筆すべき存在のアニメオリジナルキャラクターかと思われます。

 

当時はアニメの制作裏事情がわからず、もしかしたら鳥山先生がこのキャラクターを気に入ったら本編にも登場させてくれるのでは?なんて思ったりしました。

 

クリリンの娘の名前がマーロンになったのはマロンとのバッティングを避けるためでしょうし、もし本編にも登場していたと仮定するならばクリリンが彼女に対してどう思っていたのか妄想が捗るというものです^^;

 

あと設定のバッティングといえば神殿の下部には神仙界という歴代の神が眠る所があるということが明らかになります。

 

一方原作では神殿の下部には精神と時の部屋があるということが後に明らかになりますが、

 

近くの別のところにある、どの空間を出現させるか切り替えられる、などと理由はいくつもつけられますね。

 

アニメオリジナルで無印時代には時の部屋があったりしますが、どの設定を取り入れるかはもはや個人の裁量で決めてもよさそうですね。

 

 

 

sarugami33.hatenablog.com

 

たったひとりの最終決戦

ドラゴンボールであまたあるパラレルワールドのどこかの世界で起こった出来事となります。
 
 
 
 
バーダック 9800
 
鳥山氏の構想ではバーダックの戦闘力はそんなに高くなく、普通の下級戦士レベルに想定していたみたいですね。
こちらの世界のバーダックはふとした切っ掛けで回復パワーアップを知ってしまったのでしょうね。
 
トーマ 6200
 
パンブーキン 5000
 
トテッポ 4400
 
セリパ 2500
 
 
唯一の女性戦士セリパでもラディッツ以上の戦闘力を持ちます。
これはバーダックチームが精鋭部隊なのと、まだ惑星べジータが消滅しておらず、サイヤ人戦士達がそこで体を鍛えることができたからと言うのが理由です。
 
フリーザ 53万 
 
 
フリーザは各形態で一人称が違っており、それぞれの形態で数年~数十年過ごしているのではないか、と考えています。
 
形態を変えるのは戦闘力のセーブが一番の目的ですが、加齢による劣化を少しでも抑えるためでもあるのではないかと思っています。
 
コルド大王はこの頃よりフリーザが交配可能なメスを探すため宇宙中を探索している・・・という脳内設定ですがいかがでしょうか・・・w
 
べジータ 12000
 
ナッパ 5500
 
 
ナッパは頭髪がありますね。
意外と情がある感じなので惑星べジータ消滅の際死んでいった仲間達の手向けに頭をまるめた・・・みたいな事を考えましたが、戦闘に邪魔になるから剃ったというほうがシックリきますかね。
 
 それにしても当時は侵略大好きなサイヤ人がなぜ惑星べジータにほとんど集結していたのか?という疑問がありました。
 
ドラゴンボール-ではフリーザが帰還命令を出していたんですね。
 
上手くいけばブロリー関連のエピソードも本編に絡められるかも、みたいに考えていましたが完全にパラレルワールドでの出来事ととらえるしかないかもしれません。
 
 
 
こうして歴史の隅に追いやられてしまったたったひとりの最終決戦のエピソードですがバーダックがトーマのバンダナを巻いて本編に登場している以上、トーマ他仲間がいたことは確定されており、その他参考にしたいものがたくさん詰まっています。
 
 
あとバーダックがタイムスリップするストーリーを正史に取り込むかどうかはただいま考え中です。
 
べジータの弟のターブルが生きていたストーリーは神と神で彼に触れているので正史に取り込まねばならないでしょう。
 
 
カカロット孫悟空) 2 ※惑星べジータ重力下
 
           地球重力では10
 
悟飯に拾われる悟空。空から来たから孫悟空、というネーミングはドラゴンボール-同様うまいですね^^
 
 

帰らない悟空(其之三百二十九)

死んだと思われた孫悟空を無事に生き返らせるのは不可能だと思われた矢先助け舟を出して提案するベジータ
 
これがベジータとブルマのまともな初会話でしょうか。
 
ベジータは頭の中で
 
ナメック星を復活させれば手っ取り早いんじゃないのか?
 
ナメック星人もその方がいいだろうし、それに気づかない地球人どもは・・・・
 
なんて思ってたのかもなぁなんて考えてしまいました^^;
 
しかし地球に移動してからのベジータはおとなしいですね。
 
目の上のタンコブだったフリーザが消え、宇宙に出ようにも宇宙船ポッドもありませんからね。
 
ポルンガが再出現した時も特に動きを見せてないようなのでこの時点でもう達観してしまったのかもしれませんね。
 
永遠の命より悟空に興味が移ってしまったのでしょうか・・・。
 
 
ブルマの父が迎えに来ます。このときに使用された輸送船がドラゴンボール本編内では一番大きな乗り物でしょうか。
 
 
そしてしばらくは平穏な時代が続くのですがやはりその中でキャラクターのプライベートが垣間見れるのがとても好きですね。
 
ポルンガを呼び出した時のブルマの髪型、服装がなんか未来的で好きです。
 
悟空の新居も初めて見れて「おお、祖父の孫悟飯の家じゃないんだー」と興味津々でした。
 
アニメでは孫悟飯の家の横に増築して住んでて、途中で現在の家に引っ越しましたね^^
 
そしてカプセルコーポレーションにごく自然に居つくベジータ
 
ヤムチャも普通にバーベキューやっちゃうあたりヤムチャらしいというか鳥山マンガらしいというか・・・^^;
 
ベジータもどうせ仲間になるんだろという読者の思惑をすっとばして更に斜め上に進んでる感があって好きですね。

ナメック星 消ゆ(其之三百二十八)

フリーザの宇宙船になんとかたどり着いた悟空。

 

よく見れば忘れられたかと思っていたギニューたちの宇宙船ポッドもちゃんと描かれてますね。

 

もし宇宙船が飛び立てても船体には穴がポコポコ空いてるし気密的に厳しいんじゃ?と当時思ってましたが復活のFを参考にするとバリヤー機能があるので大丈夫なのかもしれませんね。

 

しかし飛び立てなくなる宇宙船・・・。

 

それを見つめる孫悟空にあるのは後悔の念でしょうか・・・。

 

 

ナメック星が消滅する際のヤムチャの叫びはさすが悟空の兄貴分だな、と思いました。 

 

 

ここでドラゴンボールという作品は科学というジャンルもすごく重要な役割を担ってるなという感想を持ちました。

 

悟空がいくら強くても宇宙船がなかったら星間移動は難しいですし、ボタンをポンと押してすぐ作動するマシンでなかったら悟空は今回命を落としていました。

 

考えてみればブルマの作ったドラゴンレーダーがあったからドラゴンボールの物語ができたのですしね。

 

まぁ全ては原作者である鳥山氏の匙加減ひとつなのですが、マシンやメカ、小道具に至るまでその見事なデザインセンスによって実在感が半端ないんですよねぇ・・・^^;

 

 

しかし地球に帰ってからのブルマはなんだかテンション高めですね。

 

危険なナメック星から無事に一瞬で地球に帰ってこれたのだから当然と言えば当然でしょうか。

すべての終わり(其之三百二十七)

ベジータ 4万4000(22万)

 

ベジータドラゴンボールによる復活なので回復パワーアップはノーカンということにしています。

 

それにしてもドラゴンボールの生き返りの法則は結構アバウトな感じがします。

 

復活のFでは生き返らせる=魂を戻すということになっていて肉体を元に戻すことはできませんでした。

 

今回の場合多くのナメック星人ベジータが生き返りましたが肉体の損傷も修復されています。

 このあたりの矛盾を解消できるよう考えるのがドラゴンボールファンの生き甲斐でもありますw

 

このブログで復活のFを取り上げるときまでにはなんとか結論付けたいと思います。

 

一方ナメック星。

 

フリーザが反撃した時のカメラが三段階に分けてアップになる悟空のカットがとてもカッコいいですね。

 

そしてフリーザを吹き飛ばしたときの悲しみをたたえた悟空の表情、何を思うのか・・・。超サイヤ人になって眉毛と目の間がなくなり怒りの表情しかできないだろうと思っていたのですがなかなかどうして深い悲しみの表現もできたりして感心しきりです。

 

そして読者に対して背を向けて飛んでいくというのも見事ですね。

 

 

しかし翻ってまた地球の話になりますが遺言を伝え終わった最長老、寿命を全うして消えてしまいます。

 

卵で産まれ、水があれば食事に困らず、高い戦闘力と物を作り出せる能力、ヒーリング能力に自己回復能力。

 

しかも死ぬ時はその自分の体ごと消えるため埋葬の必要もないという超低コストっぷり。

 

ああ、しかし最長老の一度目の死や他の殺されたナメック星人たちも遺体は残ってましたね・・・。

 

天寿を全うすると消えるということにしておきますかね。

 

もしくは最長老も昔分離していてより強い半身のほうに引っ張られていったという可能性も考えてみましたがそれだと一度目の死で消えてるはずですからね・・・^^;